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砂漠の九官鳥

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ラプンツェル レット ダウン ユア ヘアー

 特に この 童話が好きだ、とか、
 何か教訓を得た、というワケではない。

 ただ、子供の頃(たぶんNHK教育テレビで)見た
 「ラプンツェル(姫)」 に出てきた 魔法使いの お婆さん の
 ラプンツェルプンツェル おまえの髪を 垂らしておくれ
 という声が、今でもナゼか強烈に 耳に残ってるのである。

 そういえば、ワタクシの中では、
 ラプンツェル は、キャベツやレタスみたいな
 結球野菜のイメージがあったのだが、
 実物は、小さい 菜っ葉系の 野菜らしい。
 (お店では、 マーシュ とか コーンサラダ の名前で売られてるそうな)
 なんだか 少しガッカリである。
 

 参考 角川文庫 『完訳 グリム童話Ⅰ』 1999 角川書店
     青空文庫 『ラプンツェル』 2005 http://www.aozora.gr.jp/cards/001091/files/42309_18060.html


         
 
      ラプンツェルの塔              ラプンツェル


         

      ぴんから兄弟           グリム兄弟
 

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「鳥と獣と蝙蝠」

 鳥達と獣達は仲が悪く、いつもケンカをしていた。
 蝙蝠は、鳥達の前では、自分は鳥だと言い、
 獣達の前では、自分は獣だと言っていた。
 やがて、鳥と獣が仲直りをした時、
 蝙蝠は、どちらの仲間にも入れなかった。

 というようなイソップ童話を、子供の頃に聞いた。
 「どっちつかず は よくない」 というような教訓だったと思うが、
 少年(私)は、
 「コウモリは、なんて かわいそうなんだ。」
 と悲しい気持ちになった。
 「なんで、どっちかじゃなくちゃいけないんだろう」 と。

                          

 現在 手持ちの 岩波文庫 『イソップ寓話集』 山本光雄 訳 には、
 「鳥と獣と蝙蝠」 の話は載っていない。

 こちらに載っている蝙蝠の話は、
 「蝙蝠と鼬鼠ども」 で、
  ― 時宜に適した恰好をする人が しばしば危険を脱する ― 
 というオチ(教訓)が ついている。

 イソップ寓話集は、
 シュタインヘーヴェル版、タウンゼント版、シャンブリ版、ペリー版など
 様々なヴァージョンが流布しているそうである。

 子供の頃に聞いた話は、パエドルス系(ラテン語)の話で、
 山本氏が訳したシャンブリ版には含まれていないようだ。

 私の甥っ子は、
 ハンバーグを食べる時には 「オレはハンバーグが世界でイチバンすき」 と言い、
 スパゲティーを食べる時には 「オレはスパゲティーが世界でイチバンすき」 と言う。
 … 将来が心配だ、そう思う反面、
 ちょっと羨ましくもある。


    


 参照 岩波文庫 『イソップ寓話集』 山本光雄 訳 岩波書店
    1974年 9月17日 第30刷改版発行   
    1990年 3月  5日 第56刷発行

    タウンゼント版イソップ寓話集 http://jhnet.maxs.ne.jp/petit/aesop/reader_Aesop8.html

        「イソップ」の世界 http://aesopus.web.fc2.com/

    Fabulae  http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/cicada/fabulae.html

 

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